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健康診断が異常なく終わってほしいと思ったことありませんか?
本記事で紹介する『トレーニーが健康診断前にやめるべきこと』を読めば、もしかしたら「年に一回の健康診断で良い結果を出せる」かもしれません。
なぜなら、ぼくも本記事の内容を実践したら、毎年悪くて悩んでいた数値が改善され、良い結果を出せたからです。
そこで本記事では、「トレーニーが健康診断前にやめるべきことや、筋トレや食べ物が健康診断にあたえる影響」をご紹介します。
記事を読み終えると、今後、健康診断前の筋トレや栄養のとり方で悩むことは一切なく、迷わずに健康診断を迎えられますよ!
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目次
トレーニーが健康診断前にやめるべきこと6つ
筋肉を大きくしたいトレーニーにとって、大病を患ってしまっては筋トレどころではなくなってしまいますよね。
じつは、筋トレの習慣は体に多くの影響をあたえています。
トレーニーが健康診断前にやめるべきことは以下の6つです。
トレーニーが健康診断前にやめるべきこと6つ
①健康診断前日の筋トレはNG
②健康診断前日はプロテインを控える
③健康診断前の極端な糖質制限はNG
④健康診断前日は食物繊維が多い食品を控える
⑤健康診断2日前からマルチビタミンを控える
⑥健康診断1ケ月前からクレアチンを控える
①:健康診断前日の筋トレはNG
健康診断前日に筋トレを行うと、肝機能や腎機能の数値が高くなってしまうのでやめておきましょう。
(※20分以内の軽めな有酸素運動ならOK)
健康診断前日の筋トレがNGな理由は以下3つ。
健康診断前日の筋トレがNGな理由3つ
- クレアチニンの数値が高まってしまうから
- AST(GOT)の数値が高まってしまうから
- 尿にタンパク質が混ざる場合があるから
順番に解説していきます。
1:クレアチニンの数値が高まってしまうから
筋トレによる筋繊維へのダメージにより、骨格筋内のクレアチニンの数値が高まってしまいます。
これは、筋トレによって体内にあるクレアチンが消費されると、その老廃物としてクレアチニンが残ってしまうのが原因です。
2:AST(GOT)の数値が高くなってしまうから
激しい筋トレはAST(GOT)の数値が高くなってしまいます。
AST(GOT)は肝機能の異常を調べるうえで重要な指標で、肝臓に異常があると数値が上昇。
これは肝細胞が壊れるとAST(GOT)が血液中に漏れ出すためであり、急性肝炎や慢性肝炎の指標として使われています。
一方、AST(GOT)は骨格筋にも多く含まれていて、激しい筋トレによって筋肉にダメージが加わることでも、AST(GOT)が血液中に流れ出して数値が上昇します。
3:尿にタンパク質が混ざる場合があるから
健康診断前日に筋トレをすると、尿にタンパク質が混ざる場合があります。
これを「機能性タンパク尿」といいます。
筋トレをすることにより、本来、腎臓に行くべき血液が全身の筋肉に集中してしまったり、発汗により体内の水分量が一時的に減ることが原因で、腎臓がうまく血液をろ過できなくなり、タンパク質が尿に混ざってしまいます。
②:健康診断前日はプロテインを控える
健康診断前日のプロテインは控えましょう。
なぜなら、健康診断前日にプロテインを飲むと、腎尿路系の検査項目であるクレアチニンや尿路窒素の数値が高くなる可能性があるから。
できれば、健康診断の一週間前から控えたほうが良いですが、一週間もプロテインを我慢するのは難しいと思うので、自分ができる範囲で控えるようにしましょう。
また、健康診断前日のタンパク質摂取に関しては、普通の食事でほどほどに摂る分にはかまわないが、高タンパク質の食べ物は控えたほうがベターです。
③:健康診断前の極端な糖質制限はNG
健康診断前の極端な糖質制限は、血糖値の糖代謝検査の数値が正常に判断しにくくなってしまうので要注意。
健康診断前は少しでもやせて結果を良くしたいと思いますが、逆効果になる可能性があります。
いきなりガツンと糖質を減らすのではなく、最低でも一日150gは糖質をとるようにしましょう。
④:健康診断前日は食物繊維が多い食品を控える
健康診断前日は食物繊維が多い食品を控えましょう。
なぜなら、食物繊維が多い食べ物は消化に時間がかかり、尿検査に影響をおよぼす可能性があるから。
食物繊維はさつまいもやキノコ類、海藻類などに多く含まれていて血糖値をゆるやかに上昇させる働きがあるので、トレーニーやダイエッターの方はたくさん食べると思います。
健康診断前日は、消化の良いうどんを食べるなどして気をつけましょう。
⑤:健康診断2日前からマルチビタミンを控える
健康診断2日前からはマルチビタミンのサプリメントを控えましょう。
なぜなら、ビタミンCが多く入っているマルチビタミンなどのサプリメントは、尿潜血があった場合にその結果を打ち消してしまうことがあるから。
ビタミンCが多く入っている果物や栄養ドリンクも、同様の効果があるためとり過ぎないようにしましょう。
⑥:健康診断1ケ月前からクレアチンを控える
クレアチンはおもに、短時間で強度の強い運動を行う時にとるアミノ酸のサプリメント。
クレアチンのサプリメントは健康診断の1ケ月前からとるのを控えたほうが良いでしょう。
なぜなら、クレアチンを使用しているとクレアチニンという尿から出る老廃物の量も多少増えて、正確な診断が行えなくなるから。
(※クレアチニンについては後述でくわしく解説します)
クレアチニンは腎臓で老廃物をろ過して尿として排出されるが、腎臓に異常があると尿から出るクレアチニンがうまく排出されなくなり、体内のクレアチニンの数値が高くなってしまいます。
また、健康診断の結果に関係なく、普段から腎臓を大事にしていきたいのであれば「クレアチンをとらない期間」を設けるようにしてあげましょう。
【トレーニーが健康診断前にやめるべきこと】クレアチニンて何?
クレアチニンとは、筋肉を動かすためのエネルギー源物質(クレアチンリン酸)が代謝された後にできる老廃物のこと。
クレアチニンは体にとって不要なものなので、通常、腎臓でろ過され尿として排出されます。
しかし、腎臓機能が低下している場合、クレアチニンが腎臓でろ過され尿として排出されなくなってしまうので、血中クレアチン濃度が上昇しクレアチニンの数値が高くなる要因に。
腎臓機能が正常に働いているかどうかを調べるには、クレアチニンの血中濃度を測定して推測することができます。
ただし、クレアチニン量は筋肉量に比例し、筋トレやプロテインの摂取によって筋肉量が過剰に多い場合は、クレアチニンの数値も高くなり、反対に、やせていて過剰に筋肉量が少ないとクレアチニンの数値も低くなる。
一般的に女性よりも男性、高齢者より若い人のほうが筋肉量が多いためクレアチニンの数値は高くなる傾向にあります。
注意点として、腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、障害を受けても重症になるまで症状は出ません。
症状が出たときにはもうすでに手遅れなので、少しでも気になるようなら医療機関で早めに精密検査を受けましょう。
トレーニーが健康診断前にやめるべきことに関するよくある質問
最後に、トレーニーが健康診断前にやめるべきことに関するよくある質問をお答えしていきます。
トレーニーが健康診断前にやめるべきことに関するよくある質問
①:トレーニーが健康診断前に筋トレを行うと、どんな影響が出る?
健康診断直前に激しい筋トレを行うと、血液中の筋肉から分泌される酵素の量が増え、検査結果に影響を与える可能性があります。
トレーニング計画を適切に調整し、適度な休息をとることが大切です。
②:健康診断前に筋トレを行った場合、血液検査の結果にどんな変化が見られる?
筋トレ後、筋肉から分泌されるクレアチンキナーゼ(CK)や乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)といった酵素の値が一時的に上昇することがあります。
理由は、筋肉がエネルギーを生産する過程で酵素が血液中に放出されるため。
健康診断の直前に筋トレを行うと、上記2つの値が高くなってしまい、異常値として判定されることがあります。
③:健康診断前の筋トレは、体重や体脂肪率にどんな影響を与える?
筋トレ直後の健康診断では、筋肉の水分含有量が一時的に増えることで体重が増えて見えることがあります。
筋肉が増えることで体重が増えたと感じるかもしれませんが、それは筋肉が脂肪より重いため。
重要なのは、体重だけではなく、体脂肪率や筋肉量も考慮に入れることです。
④:健康診断前に行った筋トレが、診断結果に悪影響を及ぼさないためには、どのくらいの期間を空けるべき?
一般的には健康診断の24〜48時間前には筋トレを控えることが推奨されます。
なぜなら、筋肉の修復や回復が必要なため。
また、この期間を空けることで、筋トレにより一時的に上昇した心拍数や血圧、血液中の酵素レベルの安定が期待できます。
最適な期間は、自身の体調やトレーニングの内容により異なるため、専門家と相談することをおすすめします。
まとめ:トレーニーは健康診断前は筋トレを控え、プロテインやサプリメントをとるのはやめよう!
今回ご紹介した、「トレーニーが健康診断前にやめるべきこと」を実践すれば、きっと健康診断で良い結果が得られるでしょう!
最後におさらいしておきます。
トレーニーが健康診断前にやめるべきこと6つ
①健康診断前日の筋トレはNG
②健康診断前日はプロテインを控える
③健康診断前の極端な糖質制限はNG
④健康診断前日は食物繊維が多い食品を控える
⑤健康診断2日前からマルチビタミンを控える
⑥健康診断1ケ月前からクレアチンを控える
※もし、上記を実践しても数値に異常があった場合は、迷わず早めに医療機関に見てもらうようにしましょう!
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